漢詩  新秋

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              茅葺きの民家

近年、異常気気象は世界各地に発生し、日本でも毎年今までに経験しない異常な天候があちこちで起きています。

今年の夏の暑さも特に厳しく、全国一蒸し暑いといわれる関西も過去例を見ない、うだるような酷暑の毎日でした。

しかし彼岸の季節漸く秋めき、夕立一過庭先で夕涼みしていると、涼風が運ぶ虫の音がひときわ爽やかに感じられる様になりました。

新秋雑詩

暑炎漸減夕陽天     暑炎 漸く減ず夕陽の天

秋雨濡庭氣颯然     秋雨 庭を濡して、氣 颯然たり

微聴新蛩清爽韻     微に聴く新蛩 清爽の韻を。

涼宵移榻坐檐前      涼宵 榻を移して、檐前に坐す。

厳しい暑さも漸く峠を越した夕刻。

突然の夕立(秋雨)が庭先を濡して、涼風が心地よい。

ひそかに聞こえる爽やかな虫の韻に誘われて。

涼み台を軒先に移して暫しの夕涼み。

暑炎;厳しい暑さ  夕陽天;夕刻  颯然;風の吹くさま

新蛩;秋の虫   榻;椅子   檐前;軒先 

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漢詩 新緑の茶会

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           新緑の庭園と茶室

茶の湯は世界で類を見ない素晴らしい日本文化の一つです。

決して広くないお茶室の空間は程好く、心に安らぎを感じさせ、香り高い湯煙が、客の心を和ませる談圓の空間です。

京都には茶の湯をこよなく愛した彼の太閤秀吉ゆかり名跡があちこち在ります。

新緑の季節、ゆかりの閑静な庭園に芳香漂うお茶会は又格別です。

緑陰茗話

新陰樹下設茶筵     新陰の樹下 茶筵を設け。

閑静庭園颺鼎煙     閑静たる庭園に 鼎煙颺がる。

好日迎朋楽煎茗     好日 朋を迎え 煎茗を楽しめば。

芳香漂席話談圓     芳香 席に漂よい 話談 圓なり。

若葉薫る新緑の下、茶席を設け。

静かな庭園に、湯煙が立ち上る。

この好き日に友を迎え、茶の湯を楽しめば。

席に漂う芳しい香りが心を和ませて、円かな談笑につつまれる。

茶筵;茶席   鼎煙;茶の湯煙   煎茗;お茶

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漢詩  初春

ここ数年故郷で新年を迎えていましたが、今年は孫達が来ましたので賑やかな正月を奈良の我が家で過ごしました。 故郷(福知山市大江町)は大晦日から元旦にかけて大変な雪降りで一面銀世界の正月だった様ですが、奈良は晴天に恵まれ穏やかな新年でした。
漢詩を創り始めて2年余になります。毎回思うように出来ず拙作ばかりで皆様はさぞ失笑のことと思いますが今年も宜しくお付き合い下さい。今回は初春をテーマにして詠いました

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      早春 白梅の小枝にやどる小鳥

             初春偶成


歳旦風和春色開     歳旦 風、和らいで 春色開き

南窓已看發芳梅   南窓 已に看る芳梅の發くを 

京城士女逢佳節     京城の士女 佳節に逢い

客到共傾祝椒杯   客、到たりて共に傾く祝椒の杯

元旦の風は和らぎようやく春めき。                                     

南の窓辺の梅は、はや芳しい蕾が綻び始めた。 

都(町)の人々は目出度く お正月を迎えて。                                    
                                                                 今年一年の無事を願い、祝いの杯を傾ける。

 

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山水詩 晩秋の東北

先月十数年振りに東北地方の秋田、青森に紅葉を尋ねる旅に出かけました。
前回は駆け足の団体旅行でしたが今回は家族だけの勝手気儘な旅で、八戸でレンタカーを借りて東北の観光地を周遊しました。       幸い快晴無風の晴天に恵まれ、特に八甲田山麓と奥入瀬は古都の、奈良 京都の紅葉とは又違った関西には見られない素晴らしい晩秋の景色を満喫する事が出来ました。

八甲田山麓の秋景色

 八甲田山麓では、静寂なブナ林で聞く野鳥の囀、路無き路を敷き詰めた落葉の素晴らしい景色、 又 原生林奥深くに位置し 明治時代に活躍した文人 「桂月」 がこよなく愛して度々訪れたと伝えられる、清らかな 「蔦沼」 に映るブナの美林が夕陽に照らされ輝く光景は、神秘的な美しさをも感じました。

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           ブナ原生林の落葉

    秋 興            

映水揺林照落暉       水に 映ずる揺林は落暉に照らされ。 

染将苔径錦葉飛          苔径を染めて錦葉飛ぶ。

鳥聲微聴深山路           鳥聲 微に聴ゆる深山の路

秋興無窮憺忘帰           秋興 窮り無く、憺(タン)として、帰を忘れる。

水に映る樹林は夕陽に照らされ美しく。    苔むす小径は錦の葉(落葉)が飛び散る。
微かな鳥の囀りを聴きながら閑かな深山を行けば。 
秋の美しい景色に見とれ心が和み、帰ることも忘れさせる程素晴らしい。

揺林:(水に映り)揺れる樹林   落暉:夕陽        苔路:苔むす小径        
秋興:秋景色に寄せる思い   憺:心が和み落ち着く

                       

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       「蔦沼」に映るブナの美林

奥入瀬渓谷の紅葉

奥入瀬渓谷では散策路の橋のほとりから望む紅葉、真白く輝く谷川が苔むした石を洗ながら、散りゆくモミジを漂わせて流れる渓谷の素晴らしい景色を眺め、名残尽きない東北の旅でした。

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       苔むす石を洗う渓川

    清渓観楓

過山渡澗立橋頭         山を過ぎ澗を渡たり橋頭に立てば。

崿瓊柯黄葉稠         崿 (ガケ)に懸かる瓊柯(ケイカ)は黄葉稠(シゲ)し。

如練渓川 碧石       練の如き渓川は碧石(ヘキセキ)を (アラ)い。

落楓片片泛紅流         落楓 片片(ヘンペン)と紅を泛べて流れる。

山を過ぎ、谷川を渡たり橋のほとりに立ち、ふと前方を見れば。
深い谷の岩に懸かる美しい樹の枝は、黄葉(紅葉)に色づき。
真っ白い練り絹の様な谷川は、苔むした石を洗いながら。
落葉したモミジを浮かび漂わせて、何処までも流れる。

澗:谷川  懸崿:崖に懸かる  瓊柯:美しい木の枝  稠:多い 
如練:(白く)練り絹のような    :洗う   碧石:青緑色の石 (苔むした)    
片片: 漂うさま

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        夕陽に照らされ紅葉に染まる渓谷

    

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漢詩  中秋の名月

中秋の月に對す

陰暦8月15日は「中秋の名月」で、新暦で今年は10月3日です。
昔から「中秋の名月」にお供え物をして、お月見をする風習が色々有りますが、今でも十五夜の「お月見」の行事が各地で開かれています。
月を観てもの思いに耽るとか、望郷の想い、兎にまつわるお伽話等々、何故か月は人の心をとらえます。中国でも唐の時代に月を詠った有名な詩が沢山有ります。又今から約1300年前、遣唐使の阿倍仲麻呂が留学先の西安から故郷奈良を想う望郷の詩「天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山に出し月かも」は余りにも有名です。猿沢の池の観月の宴で三笠山に上る名月に故郷への思いを馳せて詠いました。

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            天の川と中秋の名月

          中秋對月

一天如水漢河流  一天、水の如く漢河(カンガ)流れ

三笠山頭白兎浮  三笠の山頭 白兎浮かぶ

泛舫清池耽雅趣  舫(フネ)を清池に泛べて雅趣に耽(フケ)り

今宵望月奈郷愁    今宵 月を望めば郷愁、 奈(イカン)せん

 大空一帯は、水のようで、天の河が流れ。
(奈良の)三笠の山の頭(イタダキ)に名月が浮かぶ。
 舟を美しい(猿沢の)池に泛べて雅やびな観月に耽り。
 今宵の月を望めば、しみじみと故郷が偲ばれる。 

一天: 大空     漢河: 天の河  三笠山頭: 奈良の三笠山のいただき
白兎: 月(名月)    舫: 舟    雅趣:みやびやかな趣  奈郷愁: 故郷への思い

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           中秋の十五夜の月

 

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漢詩  学友會有感

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                 子供の頃と変わらぬ故郷の朝焼け雲と雲海

今年は50数年振りに小学校の同窓会と中学校の同級会の案内がありまして、懐かしい幼なじみと旧交を温める事が出来ました。誰かが持参したセピア色に変色した写真の 「洟垂れ小僧」「おかっぱ頭」の同級生の姿に当時を振り返りみんなで爆笑の連続の楽しく懐かしい集いでした。
幹事の言葉に「古稀を迎えた記念に同窓会を計画した」との挨拶に、まだまだ 「現役」の気持ちながら、顧みれば半世紀の時の流れは矢の如く、将に     「一炊の夢」を見ている様でした。
当時は今と違って大変な物不足の時代でしたが、反面、先生の教えを素直に聞き、子供心に大きな志を秘め、結果は兎に角それなりに精一杯努力したことが今は懐かしく思い出されます。                                恩師を囲み子供の頃の思い出話を肴に美味しい酒にほろ酔い気分になり、名残尽きない同級会でした。

   祝古稀會学友           (古稀を祝して学友と會す)

昔年抱志送青春         昔年、志を抱いて青春を送るも。

未遂宿望迎七旬        宿望を未だ遂げざるに七旬を迎える。

圍得恩師舊朋集     恩師を囲いて旧朋の集い。

談今語古酔芳醇     今を談じ古きを語りて、芳醇に酔う。

<昔(学生の頃)、(青雲の)志を抱きつつ青春を送っていたが。
当時の望みが遂げられないまま今日、七十(古稀)を迎える。
(忘れ難き)恩師を囲んで旧い学友と集い(同窓会)。
近況を話し、学生の頃の懐かしい思い出を語り合いながら美味しい酒に酔いしれる。>

昔年、志を抱く: 昔(青雲)立派な徳を修めようと心に抱き    
宿望:  かねてからの望み     七旬: 七十(古稀)    旧朋: 学生の頃の同級生
酔う芳醇: 美味しい酒に酔う

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            懐かしい当時の木造校舎

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漢詩 竹田城 

竹田城(虎臥城)偶感 

            ( 何れの写真も画面上クリックすると写真が拡大出来ます。)

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                    竹田城跡 前方は竹田の町並(本丸跡から望む)

兵庫県北部、但馬の国、竹田 (現、朝来市和田山町竹田) の円山川沿に「竹田城」があります。 川面から標高350メートル余りの虎臥山に聳える古城は「天空の城」、又城郭の縄張りが、虎の臥す形から別名「虎臥城」とも称されています。    この城は応仁の乱で有名な山名持豊(宗全)が築城しましたが、その後 度重なる戦乱により落城し、現在は茨の雑草に埋もれた累々たる櫓石垣だけの城跡です。しかし楼閣が無いのが返って苔むした石垣をクローズアップさせ、往時の治乱興亡を連想させる素晴らしい山城です。   本丸址に登り当時の余韻を感じつつ、、、、

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               本丸跡 遠望   

虎臥城偶感

聳立天空上古城     天空に 聳立す古城に上(ノボレ)ば

往時塁石没榛荊     往時の累石は榛荊(シンケイ)に没す

英雄覇業興亡址     英雄 覇業の 興亡址

虎臥山寥傷客情     虎臥山は寥(リョウ)として、客、情を傷しむ     

天空高く聳え立つ古城(竹田城)に登れば、                  
(楼閣は落城し今は無く)往時の塁塁たる石垣が青々とした茨の雑草に埋もれる。
英雄、(山名持豊)の天下支配の興亡の址、
虎臥山の古跡に立てば(過ぎ去った治乱興亡を思い)空しく心の傷みを感じる。

 古城:竹田城(別名、虎臥城の名で呼ばれる) 
  榛荊:茨の草      英雄 :山名持豊(宗全)
  虎臥山 :竹田城跡の山

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                      本丸え伸びる石段

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              茨の草に覆われる塁々たる櫓石垣

           

             

         

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漢詩  泰山

  泰山偶感

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          霊嶽 泰山の全貌 (麓の泰安市から望む)

中国山東省の泰山は、古くは 岱宗とも呼ばれて「五嶽独尊」と称され、中国の有名な五嶽の中で最も尊く、御霊多き霊嶽として、千古の昔から崇められるています。古くは秦の始皇帝、唐の玄宗皇帝等、歴代皇帝が封禅の儀式の時に祀った碑文が今なお残っています。又現在も人々がお供え物を背負って「蟻の熊野詣」の様に急勾配の石道を延々と登る姿、線香の煙濛々と絶えない祠、数々の磨崖碑文を見て、中国人が泰山に抱く思いに改めて感動しました。頂上に登り、「斉」、「魯」の国に果てしなく連なる山並みを望みながら、 杜甫が「望嶽」の詩で「一覧衆山小」と泰山を称えていますが、将に詩の通り泰山の素晴らしさを感じました。

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  延々と頂上に伸びる登山道   「無字碑文」(始皇帝の碑文と伝えられている)   

  登岱宗霊嶽

岱宗霊嶽白雲前       岱宗の霊嶽は白雲前、

斉魯茫茫翠嶂連      斉、魯 茫茫として翠嶂連なる 。

帝作封禅祀碑誌    帝は封禅を作(な)して 碑誌を祀り、

民祈安泰飃香煙       民は安泰を祈りて香煙を飃(あげ)る。

御霊多き岱宗(泰山)は白雲たなびく雲海に浮かび
(頂に登れば)、 斉の国、魯の国まで果てしなく、青き山並みが連なる。  
(この霊山は古きは)歴代皇帝が封禅の儀式に碑誌(摩崖碑文)を祀り、
衆民は世の安泰を願って参拝が絶えず、祠には香の煙が絶える事無く立ち上る。

岱宗:泰山(中国山東省の山)     霊嶽:御霊多き山     斉、魯:戦国時代の国名
茫茫:広々と果てし無い     封禅 :天子の行う祭り    碑誌 :磨崖碑文

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唐の玄宗皇帝の磨崖碑文(右側)      頂上から斉の山並みを望む

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漢詩 自然詩  梅天閑詠

梅雨の山郷

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           梅天の三岳山

故郷、大江町には(現福知山市大江町)千丈嶽を中心として周囲に美しい山々(大江山連山)が連なっています。これらの山山は春夏秋冬それぞれ違った美しい彩りを添えますが,梅雨の紫陽花の花咲く頃の烟雨に煙る三岳山の姿も、心が和む山里ならではの素晴らしい景色です。

    題   梅天閑詠   

宿雨山郷濛鎖空      宿雨山郷 濛として空を鎖ざし。

西望三嶽暗雲中      西のかた 三嶽を望めば 暗雲の中。

紫陽花発纔忘鬱      紫陽花発いて纔(わずか)に鬱(うつ)を忘れ 

閑座煎茶田舎翁      閑座して茶を煎る田舎翁。

< 夜来の雨で山郷は濛々と煙霧に煙り。遠く西の彼方には三嶽の山山が暗雲に浮かんでいる。
(軒先)に咲く、清楚な紫陽花の姿にしばし鬱を忘れて。     庵では、この素晴らしい梅天の 光景を眺めつつ、 翁が閑かに茶を楽しんでいる。>

宿雨 :昨夜からの雨    三嶽: 山の名(三岳山)     閑座 :閑かにす坐る            

煎茶:  お茶を楽しむ

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                             雨後の紫陽花                                 

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漢詩 思念の詩

沈園を訪ねて

                                 
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     「釵頭鳳」 陸游 の詩                「釵頭鳳」  唐婉の詩

中国、南宋時代の詩人「陸游」は当時北方民族(金)からの侵攻に対して朝廷の軟弱な対応を強く非難した愛国詩人ですが、かたや別れた妻を生涯忘れることが出来ず、妻を想う数々の詩を残した心優しい詩人でも有名です。    その 陸游の故郷、江南地方の紹興 (越の都で紹興酒の産地) に「沈園」 とゆう美しい庭園が有ります。 2年前にその沈園を訪れ、庭園に並び立つ「釵頭鳳」の詩碑に何故か大変感動iしました。  この「釵頭鳳」は私が漢詩を始める動機付けの一つに成った詩でもあります。   陸游については沢山の本が出ていますので省略しますが、20才で唐婉と結婚し、睦まじく愛に満ちた仲でした。しかし姑の邪推により折り合い悪く、姑の意向は絶対的だった当時、結局離縁させられます。数年後 陸游はこの沈園で別れた妻 唐婉と偶然にも再会し、想いを綴った詩がこの   「釵頭鳳」です。やがて唐婉も応えて、全く同形式の相思の詩を陸游に届けます。唐婉は病弱で若くして生涯を閉じましたが、陸游は唐婉を恋偲びつつ85才の生涯を閉じます。
陸游の詩 「錯、錯、錯」「莫、莫、莫」  唐婉の詩 「難、難、難」「瞞、瞞、瞞、」の何れの結句も何とも言えない余韻を感じ、私も二人の心の内を思いつつ創りました。

訪沈園有感

池畔桃花映碧波                  池畔の桃花、碧波に映じ。

沈園雙建感傷歌                  沈園に双び建つ感傷の歌。

涙痕深刻釵頭鳳                  涙痕、深く刻む、釵頭鳳。

唐婉悲愁可奈何                  唐婉の悲愁、奈何かすべき。

<(庭園の)池のほとりに咲く桃の花が、美しい碧く澄んだ水に映り。
  沈園の庭園に(陸游 唐婉の)悲しい詩が並び建っている。
  涙の痕、深く刻む「釵頭鳳」の詩を詠めば。
  唐婉の愁い悲しみはどうすることも出来なかっただろうと想いが過ぎる。 >

涙痕  : 涙の痕      沈園(シンエン) : 紹興に在る沈氏の庭園                  釵頭鳳 : (鳳のかんざし) 陸游 唐婉の相思の詩  
可奈何 (イカンカスベキ):  どうにもしょうが無い(どうする事も出来ない)

        沈園の庭園に立つ「詩境」の碑

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