漢詩 懐古詩 宏村
中国の古村 宏村に遊ぶ
宏村「月沼」に映る古代建築
中国は安徽省の古村、宏村は明、清時代に建築された古代建築群で世界自然遺産にもなっています。私が訪ねた中国の古村落の中でも、特に保存も良く、村落の中心に「月沼」の名で有名な円形の池が有ります。その池の周囲に佇む古代建築が水面に映る姿は限りない趣が有り「絵の中の村」として絶賛されています。西洋の遺産は重厚な石造ですが、中国のそれは煉瓦と木造で落ち着いた、また一味違った素晴らしさと歴史の重みを感じます。
遊 江南宏村
江南遊歴興偏幽。 江南遊歴すれば興、偏に幽たり。
獨坐回懐古寺楼。 獨り坐し懐いを回らす古寺楼 。
映水荒墟無限趣。 水に映ずる荒墟は無限の趣にして。
吟情促得更何求。 吟情、促し得て更に何をか求めん。
< 江南(の古村)に遊べば何処も閑かで奥深き風情で興味が尽きない。独り古い寺楼に佇み往時を偲び想いを回らす。
(月沼の)水面に映る荒れた古跡は限り無い趣が有り。 詩に詠う情景として、これ以上更に何を求める必要が有ろうか。(是に勝る素晴らしい情景は他にはあり得ない)>
吟情: 情景を詠う 促得:詩を詠む気を促す
中国安徽省 「宏村」 の光景
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