漢詩 南都の春
花咲く奈良郊外に遊ぶ
春霞に煙る東大寺大仏殿と興福寺五重の塔の遠望
奈良東大寺二月堂の「お水取」が終わると、南都には春が訪れます。
今年もお水取りと共に斑鳩の野道にはたんぽぽが一輪顔を出し、畑の菜の花が春風にそよぎ、民家の庭先の木木には、桃、梨、色とりどりの花が咲きはじめました。
遠くを望めば春霞に煙る高楼、歴史の重みを感じる素晴らしい春の景色が、訪れる観光客の心を和ませてくれます。
花時遊奈良郭外
芳草青青度恵風 芳草、青青として恵風度る。
桃紅梨白百花叢 桃紅、梨白、百花叢し。
南都郭外賞春好 南都の郭外は春を賞するに好し。
遙望高楼淡靄中 遙に望む高楼は淡靄の中。
<道端の若草が青々と茂り春風になびく。
民家の庭先には紅い桃、白い梨の花が咲き乱れ。
南都、奈良郊外の美しい春景色は観光には素晴らしい処。
ふと前方を見ると遙か靄の中には五重の塔が微かに浮かんで見える。
(道行く観光客はこの素晴らしい古都の風情に魅了される。)>
芳草:芳しい若草 南都:奈良 郭外:郊外 淡靄:春かすみ
斑鳩 「法輪寺」 ( スケッチ )
斑鳩の菜の花畑と 「発起寺」
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