漢詩 自然詩 梅天閑詠
梅雨の山郷
梅天の三岳山
故郷、大江町には(現福知山市大江町)千丈嶽を中心として周囲に美しい山々(大江山連山)が連なっています。これらの山山は春夏秋冬それぞれ違った美しい彩りを添えますが,梅雨の紫陽花の花咲く頃の烟雨に煙る三岳山の姿も、心が和む山里ならではの素晴らしい景色です。
題 梅天閑詠
宿雨山郷濛鎖空 宿雨山郷 濛として空を鎖ざし。
西望三嶽暗雲中 西のかた 三嶽を望めば 暗雲の中。
紫陽花発纔忘鬱 紫陽花発いて纔(わずか)に鬱(うつ)を忘れ 閑座煎茶田舎翁 閑座して茶を煎る田舎翁。
< 夜来の雨で山郷は濛々と煙霧に煙り。遠く西の彼方には三嶽の山山が暗雲に浮かんでいる。
(軒先)に咲く、清楚な紫陽花の姿にしばし鬱を忘れて。 庵では、この素晴らしい梅天の 光景を眺めつつ、 翁が閑かに茶を楽しんでいる。>
宿雨 :昨夜からの雨 三嶽: 山の名(三岳山) 閑座 :閑かにす坐る
煎茶: お茶を楽しむ
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