漢詩 初春
ここ数年故郷で新年を迎えていましたが、今年は孫達が来ましたので賑やかな正月を奈良の我が家で過ごしました。 故郷(福知山市大江町)は大晦日から元旦にかけて大変な雪降りで一面銀世界の正月だった様ですが、奈良は晴天に恵まれ穏やかな新年でした。
漢詩を創り始めて2年余になります。毎回思うように出来ず拙作ばかりで皆様はさぞ失笑のことと思いますが今年も宜しくお付き合い下さい。今回は初春をテーマにして詠いました
初春偶成
歳旦風和春色開 歳旦 風、和らいで 春色開き
南窓已看發芳梅 南窓 已に看る芳梅の發くを
京城士女逢佳節 京城の士女 佳節に逢い
客到共傾祝椒杯 客、到たりて共に傾く祝椒の杯
元旦の風は和らぎようやく春めき。
南の窓辺の梅は、はや芳しい蕾が綻び始めた。
都(町)の人々は目出度く お正月を迎えて。
今年一年の無事を願い、祝いの杯を傾ける。
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